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携帯電話の歴史

携帯電話の進歩

1980年代。初めて一般層向けに携帯電話サービスが普及。月額料金はおよそ2万円以上。1分の通話に掛かる料金はなんと100円。その商品の名前はショルダーフォンと呼ばれ、肩にバッグのひもを引っ提げてカバンのような本体から受話器を取り外し、遠く離れた人と通話ができるという代物。現代では考えられないような大型の機械でした。

 

2000年代に入ると、折り畳み式の小型携帯電話が流通し、誰もが1台ガラケーを持つ時代へと突入。いよいよインターネット通信が可能となり、ネット上の掲示板に書き込みをしコミュニケーションを取ったり、ガラケーで撮影した写真をメールなどに添付できるようにもなりました。

 

そして、2010年代に入ると、いよいよ今私たちが当たり前のように日常生活で使用しているスマートフォンが登場します。当時、日本ではあまり流行していませんでしたが、明らかに携帯電話というよりは小型のパソコンと呼ぶに相応しい商品だったため、従来の携帯電話よりも高額であることが多く、なかなか普及しなかったものです。テレビ番組ではガラケー(ガラパゴス携帯電話※折り畳み式のこれまで使ってきた機種)にしがみ付く人々の様子がよく取り上げられており、まるで倹約家として称えられていたものです。

 

しかし2020年代に突入し、今ではもうガラケーを使っている人など絶滅危惧種となりました。なぜなら性能が圧倒的に優れているからです。ガラケーに比べて機器端末代は何倍も高額ですが、明らかにそれ以上優秀な機能が豊富であり、見方によっては文字通りなんでもできてしまいます。

格安SIMに支払う料金

支払い料金

さて、現代社会では大人になる前からほとんどの人がスマホを一人一台以上所有しておりますが、果たして今支払っているその月額料金。本当にベストな選択であると言えるのでしょうか?

 

数年前。菅本官房長官が首相へと変わり、経済政策の一環として携帯電話の料金を下げることを発表したことで、大手キャリアのメインプランは軒並み値下げを強制され、私たち消費者は喜んだものです。少しでも月々の支払いが軽くなれば、経済的負担が下がり、国民の生活も楽になると考えたのでしょう。しかし、その成果がどれだけ出たことか、私たちは未だ実感しておりません。

 

もともと、賢い倹約家の方たちは、皆さん口を揃えてこうおっしゃります。「まだ携帯にそんなにお金を支払っているの?今は格安SIMにするのが当たり前だよ。」と。

 

文字通り格安で携帯電話と全く同じことができるこのサービスは、大手キャリアに対して毎月1万円近く支払っていた消費者にとっては衝撃のサービスです。毎月の基本料金がたったの2,000円程度になってしまうのですから、私も初めて格安SIMの存在を知ったときは驚きました。

キャリア 月額料金 通信量
LINEMO 990円 3GB
楽天モバイル 0円 1GB
UQ mobile 990円 3GB
mineo 880円 1GB
Y!mobile 990円 3GB
ahamo 2,970円 20GB
イオンモバイル 528円 1GB

 

この通り、データ通信量が極めて少ないプランであれば、わずか1,000円という価格で複数のキャリアを選択できるという自由さすら手に入りますし、楽天モバイルに関しては無料で利用することさえできてしまうのです。

格安SIMの落とし穴

トラップ

40年前に比べて圧倒的に安く提供されるようになった携帯電話サービスですが、もちろん安かろう悪かろうの精神が残っている部分もあります。キャリアによっては安くても回線の質が良いところもあるそうですが、基本的には安いところほど質が悪いことが多いため、安易に値段の安さだけに目を奪われてはいけません。

 

例えば、楽天モバイルなんてその典型例でしょう。毎月データ通信量が1GB未満だった場合、なんと1円も支払わずに格安SIMを提供してもらえるという破格のサービスですが、もちろん回線の質は低品質です。ネット上でも多くの酷評があるものの、無料であるからこそ許されているという実態があります。

 

また、ほとんどの格安SIMに言えることですが、やはり、安い分データ通信量がとても少なく設定されています。1GBというと1,000MBとということになりますので、かなり余裕があるように感じるでしょうが、決してそんなことはありません。YouTubeの高画質動画を見ていればあっという間に消費してしまうようなレベルであり、よくスマホで動画を視聴する機会のある人にとっては明らかに不十分な通信量です。

 

さらに、格安SIMのキャリア全般に言えることとして、回線対応エリアが狭いという大きな欠点も挙げられます。例えば、大型の施設の入り口と中央付近の部屋の一室では、明らかに電波の届き具合が異なり、多くの場合満足にインターネットへ接続することが難しくなるようです。まだ大手キャリアの5,000円程度のプランであれば携帯のアンテナが2本ほど立つ場所で、同じように格安SIMの電波をチェックしてみると、圏外と判定されることも多いんだとか。

 

このように、圏外となってしまう場所が増えるという最大のデメリットも格安SIMには存在するため、あくまでもこのサービスは生活圏内が安定していて、なおかつ電波の良い場所にしか足を運ばない人に限定されるのではないかと事前に知っておくべきでしょう。つまり、よく外出をする人にはあまり向かないサービスなのです。